感じたこと
自然と涙が出た。
2日前のコロナ渦中。
サーキットライブが中止を宣告せずに配信ライブになった。
正直言って配信ライブにはあまり興味が無い。
家にいても観ない。
たまたま併設しているスタジオ練習の為、早めに到着したライブハウスで配信中の生ライブを見た。
仲の良い先輩のライブだった。
身体が動いてしまいそうな凄まじい低音と、耳がどうかしてしまうんじゃないか、と思えるほどの高音が混ざり合って、おれの身体をぐるぐる回った。
音を浴びた。
今まで当たり前だと思っていたライブハウスの音響が、改めて俺の身体を揺らした。
自然と涙が出た。
みんな元気か。
ブログとやらを始めてみた。
ずーっとやりたいと思ってていた事を始めることにした。
俺は三日坊主だからはっきり言って自信が無い。
たとえ一回でも伝えたい事を出せれば良しとしよう。
5/24、某、配信サーキットライブの出来事だ。
30分の演奏、15分前入り、演奏後15分で撤収というルールだった。
いざ会場入りすると、出番を終えたバントマンが何人か残っていた。
みんな感染に対してある程度覚悟を決めて来ているだろう。
俺もライブハウスや、スタジオに行くならと覚悟はきめている。
あとは運だけのもんだ。
実際には知らんが、そんな奴らが残ってライブを観ている。
現場は最高だ。
映画は映画館。ライブはライブハウス。
家では足りないものが多すぎる。
本来帰らないといけない奴がルールを無視して残っている。
なぜか嬉しくなった。
仲間だ。
ライブハウスっていうのは不良のものだ。
今でもそう思っている自分がいる。
今ではクリーンになっているけど、
興奮出来る音を出す。高揚出来る音を聴く。
そこはきっと変わらないと思う。
不良って何だ?と思うけど、きっとこの時代、コロナ渦中に、夢中になれるものに我慢できない奴が、そうなんじゃないのか。
そうであれば嬉しい。
もう少し時間はかかりそうだけど、またライブハウスでみんなに会えれば良いなと思う。
今度は俺らが音を浴びせてやる。
俺が感じたものを君らに伝えれたらいいな。